先日 ザ・シネマ チャンネルを見ていたらとってもいいドラマ映画に出会いました。

「バウンティフルへの旅 英題:The Trip to Bountiful」

バウンティフルへの旅

1985年に公開された映画です。

映画自体も結構古いのですが、1940年代のアメリカが舞台となっています。

ヒューストンの小さなアパートで息子夫婦と暮らす老婦キャリー・ワッツは息子の嫁とうまくいっておらず、毎日喧嘩ばかり。

ある日、ふとテキサス州にある故郷、バウンティフルを思い出し、息子夫婦の目を盗み、故郷を目指し旅に出る。

旅路での出会いや、変わり果てた故郷...

キャリーを演じたジェラルディン・ペイジはこの作品でアカデミー賞主演女優賞を獲得しています。その他にもたくさんの映画賞にノミネートや受賞されていますが、この映画を見るととても納得できます。

彼女の老女としての演技がとても言葉では言い表せない、哀愁のようなものを感じました。

そして、幸せだった小さな頃に育った家を目指して旅にでる。

小さなアパートに閉じ込められて暮らしていた老女がどんどんと明るくなり、笑顔を取り戻してく。

故郷とはすばらしいものだと感じました。

東京で育ちそのまま東京で暮らしていると分からないことかも知れません。

私は、東京近郊の千葉県で育ちました。

高校の時に留学し、アメリカにあるオクラホマ州の高校に入学。

今では、そこが故郷のように感じます。

そして、この映画で故郷として出てくるバウンティフルの景色が私が高校生活を過ごした町ととても似ているのです。

一面の野原、鳥のさえずりと砂利道。

高校時代にはこっそり寮から抜け出し、野原で一人寝転がって大きな青い空を見上げ人生や悩みなどについて考えふけっていました。

大きな空の下の大草原に一人で寝転がっていると、どんな悩みもちっぽけに感じてしまうものです。

今でも何かあると東京の四角く小さな空を見上げてその時の事を良く思い出します。

いつ、その「故郷」に帰れるかは分かりませんが、いつかその当時の友人と共に故郷を訪ねてみたいと思います。

それまでは、この思い出を大切に毎日空を見上げて頑張るのみです。

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