結構前になりますが、新聞で面白いコラムを読みました。

会話は料理を美味しくする

それは「食事を美味しくする一番の味付けは...」というようなタイトル。

「?!?!?!」と思った私は、さっそく、コラムを読んでみたら面白い事が書いてあったのでここで紹介したいと思います。

このコラムニストの方がある高級レストランへ友人と食事へ行った時のことです。

たまたま隣のテーブルの一団が男3人と女3人、そして、あまり打ち解けた様子ではなかったことから、おそらく合コンらしいと察し、このコラムニストの方は初対面の相手との食事にこんなに高級なレストランを選ぶのかと驚いたとの事でした。よほどの食通なのか、この高級レストランが贅沢に値しないような人たちなのか気になってしまったため、彼らの会話に聞き耳を立ててしまったらしいのです。

すると会話は「これまで食べたものの中で一番美味しかったものは何?」と言う会話が始まった。

これはお高いお店の名前が出てくるのであろうと想像して聞いていると、想像通り「鎌倉にあるフレンチの裏メニューの鴨肉」やら、「京都の料亭で食べた鍋」などなど。

そして、最後に「君は?」とその中で一番若そうな男の子に質問が飛んだ。

そして、その彼は少しハニカミながら微笑みこう答えた。

「江ノ島で食べた、海の家のやきそば」

それを聞いた女性陣のリーダーが困惑気味に「それって何か特別な味付けでもしてたの?」と聞いたが、彼は困ったように「...た、たぶんソースか塩...」としどろもどろに答えた。

このコラムを読んで私は人間とは面白いなぁ〜と感じました。

食事をしている時の気分や風景、誰とどんな風に食べたか、その時どんな事があったかというものも味に影響をするのだろう。

確かに海へ気の合う友達と遊びに行き、楽しく遊び、そして遊びくたびれて腹ペコになった時に食べる海の家のやきそばはどんな高級料理よりも美味しくかじるのかも知れませんね。

そんなことを考えていたら、テレビで見た実験を思い出しました。

それは、会話をしながら友達と楽しく食べる食事と会話も無く一人で食べる食事とどちらが美味しく感じるかという実験をあるテレビ番組がフランスで行っていました。

そして、一人で食べる食事には高級レストランのヘッドシェフに作ってもらい、友人と楽しく食べてもらう食事にはシェフになって一年も満たない見習いシェフが作った料理。

お昼に実験台になってもらう友人3人に集まってもらい、席をそれぞれ離し、それぞれのテーブルで無言で高級レストランのヘッドシェフが作った料理を食べてもらいます。そして6時間後、夕食時にまた3人に集まってもらい、今度は3人で同じテーブルに座ってもらい、いつものように楽しく会話をしながら、見習いシェフの料理を食べてもらいます。

そして、どちらの料理が美味しかったか採点してもらうというものでした。

結果は皆さんもお分かりの通り、3人で楽しく食べた見習いシェフの作った夕食です。

実験後に実験の内容を聞いた3人はそれでも夕食の方が美味しかったと言っていました。

食事は楽しく、気の合う仲間や家族と食べると何を食べても美味しく感じるのかもしれませんね。

何を食べるかではなく、誰と食べるか、皆さんも一度自分自身で実験してみてはいかがでしょうか。

最後に補足。

鎌倉で食べた鴨も、京都の鍋も、もしかしたら海の家で食べたやきそばと同じように大好きな人との思い出の食事だったのかも知れませんね。

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