本場アメリカのエンターテイメント

僕は今までエンターテーメントといえばアメリカが一番だと思っていました。

高校の頃は学校のクワイヤーと呼ばれる聖歌隊に入っていたのですが、そこでもアメリカ人の優れたエンターテイメント性に驚かされることが度々ありました。 練習は真面目にやらないのになぜか本番では必ず練習以上のパフォーマンスを発揮してオーディエンスを魅了することができるのは何か生まれ持ったセンスとしか言いようがないように感じています。

練習をしなくてもここまでできてしまうのなら、練習をしている人、そしてそんな中でも才能のあると言われるミュージカル俳優や歌手などのパフォーマンスはやはり目を見張るものがあります。 それはどこか日本人には真似のできない、アメリカ人だからこそ生まれ持った表現力なのです。

ドイツで初めてのミュージカル

今回初めてベルリンでミュージカルを見に行きました。 それも、ブロードウェイからやってきたミュージカルではなく、ヨーロッパ人キャストのドイツ語ミュージカルだと聞き、正直なところ自分でも初めて見るドイツ語のミュージカルがどれほどのものなのか、楽しめるのかとても不安でした。

ミュージカルのタイトルはTanz der Vampire(ダンス・オブ・ヴァンパイア)、初めて聞くミュージカルのタイトルだったため、ますます不安になったのです。
ところが、ミュージカルが始まるとその迫力に魅了されてしまいました。 ものすごい声量と迫力のある声、キャスト全員での合唱はものすごい迫力でした。そして、次々に場面が変わっていく演出は今まで見てきたミュージカルにはないものでした。それはまるで映画を見ているのかと思うほどでした。ヴァンパイアことクロロック伯爵の瞬間移動があったり、出演者が客席を駆け抜けたり、今までに見てきたどのミュージカルよりもダントツで一番に見ごたえのあるものでした。

Tanz der Vampireとは

ドイツ語の題名はTanz der Vampire(タンツ デア ヴァンピーレ)ですが、英語ではDance of the Vampiresとなり、日本語では英題をそのまま使いダンス・オブ・ヴァンパイアと言います。1967年にロマン・ポランスキーが監督した映画「吸血鬼」(The Fearless Vampire Killers)を舞台化したのがこのミュージカルです。演出はポランスキー自身が行い、吸血鬼・クロロック伯爵を主人公に据えています。ウィーン初のネオゴシックミュージカル。 1997年にウィーン、ライムント劇場にて初演さ、その後ドイツ、エストニア、アメリカ(ブロードウェイ)、ポーランドでも公演され、日本でも日本人キャストで公演されています。アナと雪の女王でミュージカル歌手として活躍の場を広げている神田沙也加さんが宿屋の亭主の娘、サラ役を演じています。

意外と似てる、アメリカ人とドイツ人

ドイツ人のイメージと言うと、気むずかしく綺麗好きで人の気持ちを考えず率直に自分の意見を言う、ちょっと付き合いにくいイメージが強いですが、実はアメリカ人に似ている部分も多くあります。アメリカ人ほどフレンドリーではないですが、話しかけるきっかけさえ見つかればとてもフレンドリーに話しかけてくれます。そして、音楽がかかればどこでもすぐに踊り出します。多くのアメリカ人もドイツからの移民であるのでやはり気質が同じなのでしょう。ミュージカルを見ていてもノリのいい音楽がかかるとその場で踊り出す人も出てきます。また、最後の曲はみんな総立ちで音楽に合わせて手拍子で出演者も最後にめいいっぱい踊ります。アメリカでもこんなにノリのいい観客を見たことがないくらいドイツ人は出演者と一緒に楽しむのです。 同じミュージカルでも日本で見るのとドイツで見るのとでは雰囲気も違うことでしょう。 ベルリンに来た際はぜひベルリンのエンターテイメントも楽しんでみてください。

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